増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編
Ⅱ.内分泌・不妊
月経前症候群(PMS)
小川 真里子
1
,
髙松 潔
1
1東京歯科大学市川総合病院産婦人科
pp.59-62
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209968
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処方のポイント
◆身体症状主体のPMSにはOC・LEPや漢方などを用いる.
◆中等度以上のPMSおよびPMDDに対しては,上記に加え,SSRIの使用を検討する.ただし,うつ病などの精神疾患の月経前増悪である可能性に留意する.
◆現在,国内でPMSに対しよく使用される薬剤で,保険適用となっているものはない.PMSの治療として処方をする際は,そのことを常に念頭に置く.
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