特集 女性のうつに強くなる
月経前症候群(PMS)/月経前不快気分障害(PMDD)
大坪 天平
1
1東京女子医科大学東医療センター 精神科
キーワード：
危険因子
,
Paroxetine
,
Sertraline
,
Escitalopram
,
月経前不快気分障害
Keyword:
Paroxetine
,
Risk Factors
,
Escitalopram
,
Premenstrual Dysphoric Disorder
,
Sertraline
pp.1416-1422
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021055008
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月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)は多くの女性の生活に影響を与えている。特にPMDDは、著しい感情の不安定さと、いらだたしさが月経前に出現することで、家族(夫、子ども、親)間や職場で人間関係のトラブルにつながることが多い。ここでは、PMSとPMDDの病態、診断、頻度、治療などに関し、おもに精神科の立場から述べる。典型的なPMDDは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が比較的奏効することを先に述べておく。
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