増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル
Ⅱ.婦人科編
救急/時間外での対応法
卵巣出血
齊藤 亜子
1
,
西井 修
1
1帝京大学医学部附属溝口病院産婦人科
pp.71-74
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209653
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当直医へのコール
◉どのような状況が多いか : 多くは急激に発症する強い下腹痛の訴えであり,時に消化器症状を伴うこともある.発熱はない.月経があればどの年齢でも起こりうる.
◉特に要注意の情報 : バイタルサイン,全身状態が重要である.ショック,プレショックの場合は手術が必要になることもある.ショックに至る場合,血圧低下の前に脈拍数の増加がみられるので,注意が必要である.抗凝固薬の使用歴や血液疾患の有無を確認する.
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