合併増大号 今月の臨床 エキスパートに学ぶ 女性骨盤底疾患のすべて
骨盤底の解剖学
手術に必要な外陰部のマクロ解剖学
加藤 友康
1
,
加川 隆三郎
2
,
秋田 恵一
3
1国立がん研究センター中央病院婦人腫瘍科
2洛和会音羽病院大腸肛門科
3東京医科歯科大学臨床解剖学分野
pp.6-12
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209565
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●外肛門括約筋,浅会陰横筋ならびに球海綿体筋の走行について,従来と異なる新知見が得られた.
●上記の知見から,なぜ女性の痔瘻は男性と比べて肛門の前側方に二次口を有することが多いのか,また,分娩時の会陰裂傷2度では筋肉の損傷はないことがわかった.
●外肛門括約筋と恥骨直腸筋の筋線維が交錯し,骨盤底を形成している.それを恥骨裏面から恥骨直腸筋が支えている.
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