今月の臨床 糖代謝異常合併妊娠のベストマネジメント─成因から管理法,母児の予後まで
スクリーニングの基礎
妊娠中の糖代謝異常スクリーニングと診断の至適時期
成瀬 勝彦
1
1聖バルナバ病院
pp.966-971
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209503
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●妊娠初期・中期の随時血糖法または50gGCTによるスクリーニングが基本となるが,その他にも臨床的な所見から耐糖能異常の有無に十分注意する.
●特に妊娠後期ではスクリーニングの方法が臨床所見中心になっていくため,超音波所見などで疑うものについては診断検査を勧めるのがよい.
●スクリーニング陽性での診断検査は75gOGTTによるが,妊娠初期で診断基準に達しない例でも妊娠中期以降の発症がありうるため,再度のOGTTを躊躇しない.
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