今月の臨床 症例検討会で突っ込まれないための“実践的”婦人科画像の読み方
部位別各論 : 子宮頸部
子宮頸部囊胞性疾患の鑑別のポイント─ナボット囊胞・LEGH・MDA
木戸 晶
1
,
富樫 かおり
1
1京都大学医学部附属病院放射線診断科
pp.881-885
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209483
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●ナボット囊胞と分葉状頸管腺過形成(LEGH)の鑑別について,頸部高位に存在し,MRI画像上,典型的な“コスモスパターン”を呈する場合にはLEGHが疑われる.
●LEGHと高分化型最小偏倚腺癌(MDA)の違いのポイントは,MDAにおける腫瘍の浸潤性進展の存在の有無である.
●子宮頸部における囊胞,腫瘍進展の評価には,T2強調像で頸部にターゲットを絞った薄いスライスの画像を用いる.
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