増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!
【疾患編4】更年期・老年期
萎縮性腟炎
寺内 公一
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科女性健康医学講座
pp.335-339
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209363
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外来管理のポイント
❖閉経後女性が腟乾燥感・性交痛・出血・帯下を訴えて来院した場合には萎縮性腟炎および細菌性腟症である可能性が高いが,子宮頸部・体部腫瘍の除外は必要である.
❖外陰腟萎縮症状以外にエストロゲン欠乏症状がない場合には,局所的ホルモン療法を選択する.エストリオール(E3)腟剤の効果は投与開始2週間後に認められる.
❖ホットフラッシュや発汗などの血管運動神経症状をはじめとする更年期症状を合併する場合には,ベネフィットとリスクについて検討したうえで,全身的ホルモン療法を行う.
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