特集 外陰疾患A to Z
非腫瘍性・非感染性疾患 外陰腟萎縮
寺内 公一
1
1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座
キーワード:
Estrogens
,
萎縮
,
外陰疾患
,
水素イオン濃度
,
腟疾患
,
腟スメア
,
腟分泌物
Keyword:
Vaginal Discharge
,
Atrophy
,
Vaginal Diseases
,
Hydrogen-Ion Concentration
,
Vulvar Diseases
,
Vaginal Smears
,
Estrogens
pp.59-63
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022071436
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閉経後女性が腟乾燥感・性交痛・出血・帯下を訴えて来院した場合には外陰腟萎縮および細菌性腟症である可能性が高いが、子宮頸部・体部腫瘍の除外は必要である。外陰腟萎縮症状以外にエストロジェン欠乏症状がない場合には、局所的ホルモン療法を選択する。エストリオール(E3)腟剤の効果は投与開始2週間後に認められる。ホットフラッシュや発汗などの血管運動神経症状をはじめとする更年期症状を合併する場合には、ベネフィットとリスクについて検討したうえで、全身的ホルモン療法を行う。
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