今月の臨床 ホルモン補充療法ベストプラクティス─いつから始める? いつまで続ける? 何に注意する?
ホルモン製剤による違い
エストロゲンの種類とその特徴
安井 敏之
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部生殖・更年期医療学分野
pp.212-220
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209257
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●HRTは目的,年齢,合併症を考慮して用量や投与経路を考える.
●更年期障害の改善を目的とするのであれば通常量,骨量増加や骨折抑制など骨の健康を考えるのであれば低用量,泌尿・生殖器症状の改善を目的とする場合には経腟投与が望ましい.
●60歳以降では加齢による静脈血栓塞栓症や脳卒中の増加を考慮して経皮や低用量,また肥満,胆囊疾患,肝機能障害を合併している場合には経皮が望ましい.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.