合併増大号 今月の臨床 産婦人科感染症の診断・管理─その秘訣とピットフォール
早産と周産期感染症
ウレアプラズマの基礎
不破 一将
1
,
早川 智
2
1日本大学医学部小児科学系小児科学分野
2日本大学医学部病態病理学系微生物学分野
pp.132-138
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209240
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●ウレアプラズマ単独では,早産を予測する危険因子として不十分である.他の微生物との共感染,母体の免疫反応や遺伝的背景などを含めて検討する必要がある.
●病原性因子を特定し,病原性の高いウレアプラズマの検出法の開発を進める必要がある.
●LAMP法によるウレアプラズマの検出法は,臨床応用を進めていく予定である.特に,通常ウレアプラズマは存在しない新生児領域での応用が期待される.
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