今月の臨床 「産婦人科診療ガイドライン─産科編 2017」の新規項目と改正点
CQ004-2(改訂)
分娩後の静脈血栓塞栓症(VTE)の予防は?
永松 健
1
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
pp.705-708
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209126
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●帝王切開例では全例で理学的予防法(間欠的空気圧迫法もしくは弾性ストッキング)を行う.
●妊娠の影響によるVTEリスクの増加は産褥6週間程度までは持続する.
●帝王切開後のVTE予防では未分画ヘパリン以外に低分子ヘパリン(エノキサパリン)が選択肢となり,出血リスク低減の面では低分子ヘパリンが優れている.
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