今月の臨床 婦人科がん低侵襲治療の現状と展望〈特別付録web動画〉
子宮体がん
センチネルリンパ節生検
新倉 仁
1
,
八重樫 伸生
1
1東北大学産婦人科
pp.328-334
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208980
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●子宮体がんでも子宮頸がんと同様な子宮頸部へのトレーサー投与により,骨盤内のセンチネルリンパ節に限れば同定することは可能で,リンパ節転移の発見率は上昇する.
●高リスク症例に対する子宮頸部トレーサー投与による治療戦略は確立しておらず,子宮体部トレーサー投与の利用や,高精度で簡便な迅速リンパ節転移診断の利用など検討課題は多い.
●トレーサーとして蛍光色素のICGが簡便に使用されるようになり,センチネルリンパ節の検出率上昇が期待されているが,RIが利用可能であれば併用法が安全である.
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