今月の臨床 婦人科がん低侵襲治療の現状と展望〈特別付録web動画〉
子宮体がん
傍大動脈リンパ節郭清の意義と省略の可能性
藤堂 幸治
1
1北海道がんセンター婦人科
pp.322-327
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208979
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●高リスク子宮体がんに対するPAN郭清の治療的意義をRCTで検証する動きがあるが,RCTは高リスクを対象とした外科治療の検証には不向きな臨床研究である.
●PAN転移のリスクがnegligibleな集団は,体がん全体の過半数集団として術前に特定しうる.この集団に対してはPAN郭清の省略にとどまらず,系統的リンパ節郭清そのものの省略を検討すべきである.
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