今月の臨床 婦人科悪性腫瘍規約改訂のポイントと対応─「何が」「なぜ」「どのように」変わったのか
子宮頸部病変
子宮頸部囊胞性病変の治療と管理
鹿島 大靖
1
,
塩沢 丹里
1
1信州大学医学部産科婦人科学教室
pp.700-704
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208833
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●LEGHとMDAは組織形態,胃型粘液産生能,HPV非依存性などの共通点があるうえにしばしば合併することから,LEGHはMDAや粘液性癌の前癌病変である可能性がある.
●LEGHやMDAを含む胃型腺癌の胃型粘液の検出には,HIK1083ラテックス凝集反応キットが有用な可能性がある.
●経腟超音波やMRIによる形態的な特徴と増大傾向の有無を評価すること,および細胞診異常の有無が胃型腺癌,MDAの発見に重要と考える.
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