増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
8.不育症の検査・診断
Q5 ナチュラルキラー活性検査の意義は,どのようにとらえればよいでしょうか?
鮫島 梓
1
,
齋藤 滋
1
1富山大学医学薬学研究部産婦人科
pp.356-358
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208760
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A 免疫異常は,約65%を占める原因不明不育症患者のなかで,約3割を占めるとされています.特に末梢血NK細胞活性の高値は流産と関連するという報告もあるため,NK活性を正常化することが流産率を減少させる可能性がありますが,確固たるエビデンスとはなっていません.また,NK活性高値と流産率は関連性がないとする報告もあります.
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