増刊号 ─知りたい最新情報がすぐわかる!─不妊・不育症診療パーフェクトガイド
4.一般不妊治療:手術療法
不妊を主訴とする子宮内膜症への手術療法の適応と注意点
出浦 伊万里
1
,
東 幸弘
1
,
原田 省
1
1鳥取大学医学部産科婦人科学教室
pp.161-164
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208699
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◉不妊以外の症状がない場合,腹腔鏡手術と不妊治療のどちらかを優先する根拠はないが,自然妊娠を希望するならば,無治療よりも腹腔鏡手術を選択したほうがよい.
◉卵巣チョコレート囊胞(チョコレート囊胞)に対して囊胞摘出を行う場合,術後の卵巣予備能低下と再発に留意し,事前に患者に対して情報提供を行う必要がある.
◉不妊以外の症状がない場合,ART前の腹腔鏡手術は推奨されない.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.