今月の臨床 婦人科がん診療を支えるトータルマネジメント─各領域のエキスパートに聞く
症状緩和への対策
1.がん性疼痛
黒星 晴夫
1
,
細川 豊史
2
1京都府立医科大学大学院女性生涯医科学
2京都府立医科大学疼痛・緩和医療学
pp.1136-1142
発行日 2015年12月10日
Published Date 2015/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208564
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●痛みの治療で最も大切なことは痛みの「性状」をしっかり聴取することで,がん性疼痛の治療計画を立てる際には,痛みの原因を検索することが重要である.
●WHOの5つの基本原則を理解し,実践していくことが必要で,5つの原則を常に意識して治療にあたることが肝要である.必ずしも第1段階から始める必要はない.
●非オピオイド鎮痛薬を投与しても鎮痛が不十分と判断した場合は,患者の生命予後の長短にかかわらず,躊躇せずにオピオイド鎮痛薬の投与を追加することが重要である.
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