今月の臨床 体外受精治療の行方─問題点と将来展望
体外受精治療の問題点
1.治療成績の現状
齊藤 和毅
1
,
齊藤 英和
1
1国立成育医療研究センター周産母性診療センター不妊診療科
pp.720-725
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208488
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●わが国は世界でも稀な高齢妊娠国であり,ART治療周期数に占める40歳以上の患者の割合は40%を超える.
●加齢に伴い生児獲得率は低下し流産率は上昇するが,ARTによる改善効果は限定的である.
●年間治療数が101周期以上の施設群では,おおむね治療周期あたり10%程度の生産率が達成されている.
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