特集 治療最新のトピックス
周産期
羊水補充療法
荻田 幸雄
1
,
今中 基晴
1
Sachio Ogita
1
,
Motoharu Imanaka
1
1大阪市立母子センター産婦人科
pp.1176-1177
発行日 1989年12月10日
Published Date 1989/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208134
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Ⅰ.概念
胎児の発育には適当な大きさの羊膜腔間隙を必要とする。羊水過少症では,運動障害による四肢異常,呼吸様運動制限による肺低形成,圧迫による変形,癒着,臍帯圧迫による胎児仮死などを合併する可能性がある。
羊水補充療法は羊膜腔に溶液を注入して必要なスペースを確保し,上記合併症の予防ならびに治療を計らんとするものである。
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