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妊娠・分娩による体重の変化
広井 正彦
1
1山形大学医学部産婦人科
pp.609
発行日 1988年7月10日
Published Date 1988/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207819
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すでに1949年Sheldonら1)が子供を生んだあとの婦人に体重の異常に増加する例があることを指摘しており,この事実は現在でもいえることであるが,その詳細についてはなお不明である。
この出産後の肥満について,必ずしも長期的に観察したデータは少なく,未婚時代に激しく体重を制限してきたのに,産後は理想的体重に関する関心も減少し,だんだんと社会経済的にも恵まれてくるようになり,食物の過剰摂取の割合に比して運動不足などをきたして起こるものと一般には考えられている。
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