特集 Endoscopic Surgery
Overview
Gynecologic Endoscopy—最近の機器
杉本 修
1
,
福田 吉彦
1
Osamu Sugimoto
1
,
Yoshihiko Fukuda
1
1大阪医科大学産科婦人科学教室
pp.513-518
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207798
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産婦人科領域における内視鏡診は,その目的となる臓器すなわち子宮,卵巣,卵管の外表を観察するかあるいは内腔を観察するかによりapproachの仕方が異なり,外表を観察するものとして腹腔鏡とクルドスコピーが,内腔を観察するものとして子宮鏡,卵管鏡,羊水鏡,胎児鏡が臨床応用されている。現在の内視鏡は,肉眼で直視しえない部位を観察し診断に利用したいという診断学的な目的から,光学機器,手術機器,麻酔法,消毒法の進歩などにより治療目的として行うsurgical endoscopyへと進歩している。今回,各種産婦人科内視鏡につき,過去から現在までの発達ならびに将来展望について概観したい。
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