印象記
第31回SGI (Society for Gynecologic Investigation)に出席して
田部井 徹
1,2
Toru Tabei
1,2
1自衛隊中央病院
2国家公務員共済組合連合三宿病院産婦人科
pp.674-675
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207045
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SGI (Socicty for Gynecologic Investigation)の第31回Annual Meetingに申し込んでいた演題が採用されたのを機会に,去る3月17日夜成田国際空港を飛び立ち米国へ向った。今年のAnnual Meetingは,カルフォルニア州サンフランシスコ市リーゼントホテルにおいて3月21日からの4日間開催された。筆者は,滞米中1971年の第18回から第23回Annual Meetingに連続して出席し毎回演題を発表してきたので,今回の出席は8年振りであり,多くの旧知との再会を期待していた。
今回の渡米は,長期間(約10年間)の滞米生活から8年前に帰国して以来初めてであり,学会の開催地であるサンフランシスコへ向かう途中,当時在住していたワシントン州シアトル市に立ち寄ることにした。シアトル市は,カナダと隣接し,米国北西部の太平洋岸に面し,緑の樹々と青い湖に囲まれた美しい都市である。シアトル市上空からの眺めは,快晴にも恵まれ,ピューゼットサウンドとワシントン湖にはさまれたダウンタウンや,筆者が在籍していたワシントン州立大学あるいはMedical Health Centerの建物などの懐しい風景の連続であった。数日間のシアトル市滞在は,昔懐しい大学の研究室を訪問したり,旧知との再会に興奮し目まぐるしいスケジュールであったとはいえ,日本との時差ぼけを調整するのには極めて役立った。
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