原著
福井県立成人病センター婦人科における子宮癌検診とfollow up
大森 正弘
1
,
川上 一男
2
,
高塚 文枝
2
,
畑 和則
2
Masahiro Omori
1
,
Kazuo Kawakami
2
1福井県立成人病センター婦人科
2福井県立成人病センター細胞診室
pp.427-430
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207610
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福井県立成人病センターの婦人科では,子宮頸癌の早期発見と,検診に続く前癌状態患者のfollow upに最も力を入れている。
昭和54年に「follow up台帳」を作成して以来,精密検査を必要とした患者を登録し,その経過を厳重に観察している。この度,この台帳に登録した患者が1,000名を越えたので,この観察者の年齢,受診経路,地域を背景に,異型細胞の癌化,消失,持続の割合と期間等を統計的に追跡してみた。
また,癌の進行期決定及び診断確定のため,症例によって円錐切除術を施行しているので,follow upにあわせて報告する。
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