講座 実地医家のための不妊症治療講座・6
子宮性不妊因子の手術療法
楠田 雅彦
1
Masahiko Kusuda
1
1国家公務員等共済組合連合会佐世保共済病院
pp.420-425
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207609
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子宮性不妊原因も,形態的異常と機能的異常とに分けて考えられるが,ここでは形態的異常と治療について述べてみたい。形態の異常は当然のことながら,主に手術療法による形態的矯正と異常の除去によって治療されるのが主流であり,薬物〜ホルモン療法などは治療の一助として併用されるに過ぎない。
主な形態的異常としては,1)子宮筋腫,2)子宮奇形,3)外傷性子宮内腔癒着症(いわゆるAsherman症候群)が主なものである。
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