原著
顆粒膜細胞腫の臨床的検討
牛島 博
1
,
西村 治夫
1
,
東島 博
1
,
大蔵 尚文
1
,
山田 知之
1
,
友尾 靖
1
,
小林 洋
1
,
薬師寺 道明
1
Hiroshi Ushijima
1
1久留米大学医学部産婦人科学教室
pp.771-775
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207471
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久留米大学産婦人科で取り扱った顆粒膜細胞腫24例を対象として,各種臨床事項を検討した。発現頻度は充実性卵巣腫瘍の2.85%,平均発現年齢は46.8歳であった。悪性の経過をとったものが24例中5例(20.8%)あり,組織型はそのうち3例が類肉腫型(び慢型),2例は組織型不明であった。治療に対しては特に組織型の検索が必要であると思われた。
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