Japanese
English
臨床研究
顆粒膜細胞癌の1例
A case of granulosa cell carcinoma
石井 元子
1
Motoko Ishii
1
1名古屋市立大学産婦人科教室
pp.726-728
発行日 1960年8月10日
Published Date 1960/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202254
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Ⅰ.緒言
顆粒膜細胞癌は割に稀な卵巣充実性腫瘍であり,Novakによれば充実性悪性卵巣腫瘍の10%,Spencerによれば卵巣充実性腫瘍の4%,樋口教授によれば2〜4%をしめると云われている。私は最近,名古屋市立城西病院において,23歳未婚女性の左卵巣充実性腫瘍の剔除手術をなし,病理組織検索の結果,顆粒膜細胞癌と診断され,術後2カ月にて他側卵巣に再発し死の転帰をとつた1例を経験したのでここに報告します。
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