先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
腫瘍マーカー
OFA-I (immunogenic oncofetal antigen)
樋口 正臣
1
Masaomi Higuchi
1
1香川医科大学母子科学講座
pp.520-523
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207420
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1975年,入江ら1,2)はMelanomaの抗原分析中に免疫粘着法(Immune Adherence Method, 以下IA法)により発見した新しい膜抗原物質を,胎児脳と共通抗原を有することから,Oncofetal Antigen-I (以下OFA−1)と命名した。このOFA-Iは.従来から知られているα—Fetoprotein (以下AFP), Carcinoembryonic Antigen(以下CEA)などとは異なり.生体に高い抗原性を有することから,注目されている。そこで本稿ではOFA-Iの概説と産婦人科領域でのOFA-Iの臨床的意義について述べることにする3,4)。
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