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胎児水腎症の原因を発見するためのFurosemide (ラシックス)負荷試験
広井 正彦
1
1山形大学医学部産科婦人科
pp.634
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207036
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尿管が閉塞されているような場合,もしこれが先天性の異常で胎内にあるとしたら,徐々に進行して出生後に先天性水腎症と診断され,とりかえしのつかない腎障害を来すことになる。これを妊娠中早期に診断するために近年超音波画像診断が応用され,とくに腎の水腎症の程度により診断されて来ている。
Furosemide (ラシックス)を母親に投与すると,胎盤を早急に通過して胎児の腎に作用し,膀胱を充満させることが明らかにされ,これを応用して胎児の尿産生量を定量化することが試みられて来ている1)。
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