産婦人科医療--明日への展開 生殖内分泌学の進歩
クリニカル・トピックス
第2度無月経にどう対処するか
岡村 均
1
,
高橋 晃
1
,
堀江 克行
1
Hitoshi Okamura
1
1京都大学医学部婦人科学産科学教室
pp.215-216
発行日 1983年3月10日
Published Date 1983/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206777
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無月経は卵巣からのestrogen分泌の多少により第1度無月経と第2度無月経に大別され,通常この鑑別にはprogesterone testが用いられる。progesterone testで消退性出血のない場合はほとんど第2度無月経と診断されるが,時に子宮性無月経もここに含まれてくるため,必ずestrogen-progesterone testを行って,これらを鑑別しておくことが必要である。
第2度無月経における排卵誘発は,clomipheneあるいはcyclofenil等の内剤がほとんど無効であるため,第1度無月経,無排卵性周期症に比して困難である。
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