産婦人科医療--明日への展開 生殖のコントロール--不妊治療への展望
Case Study--明日への対策をめぐって
続発性不妊
林 方也
1
Masaya Hayashi
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科教室
pp.55-58
発行日 1983年1月10日
Published Date 1983/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206749
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治療に際して,まず続発性不妊の特質を把握することが必要である。表1の如くその頻度は上昇傾向にあり原発に比して2:1,年齢は30歳以前,ほぼ3年以内に来院するものが多く,妊娠率は原発不妊に対して高い。
先行する妊娠については表2の如く,分娩,流産がほぼ同率であり,人工中絶も約20%にみられる。再妊娠率は分娩後の症例に高く,流産,中絶の順に低下し,外妊後は当然のことながら低率である。
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