臨床医のプライマリ・ケア 女性のバイオロジー
肥満とやせ
森 憲正
1
,
河野 恭悟
1
Norimasa Mori
1
,
Kyogo Kawano
1
1宮崎医科大学産婦人科学教室
pp.241-245
発行日 1982年3月10日
Published Date 1982/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206590
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肥満あるいはやせは,現象的には脂肪組織を中心として現われる病的状態であり,長期間かかってその状態が形成された慢性疾患である。
直接の発生原因としては,熱量出納だけが問題となるが,治療,予後を考えるうえでは,さらに熱量出納を正あるいは負にする原因を考えなくてはならない。熱量出納だけで行なわれる治療では,抵抗が大きく,長期予後は不良である。
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.