指標
新生児黄疸の臨床的諸問題—母乳栄養を進めるために
山内 芳忠
1
Yoshitada Yamauchi
1
1国立岡山病院小児医療センター
pp.5-17
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206543
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新生児黄疸の最近の進歩は著しい。たとえばビリルビンの構造とビリルビン代謝の解明そして光線療法の作用機序などの解明と新知見が相ついで報告されている1〜3)。
しかしこの学問的な進歩がいまだ十分に臨床に還元されておらず,現在なお多くの臨床的な問題点が残されている。今回はこの新生児黄疸の問題点や注意点について,主として母乳栄養と新生児黄疸の関連性の立場からわれわれの経験を中心に述べてみたい。
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