薬の臨床
子宮外妊娠の非観血的保存治療法へのアプローチ
宮崎 幸雄
1
,
椎名 美博
2
,
一戸 喜兵衛
3
Yukio Miyazaki
1
,
Yoshihiro Shiina
2
,
Kihyoe Ichinohe
3
1市立岩見沢病院産婦人科
2聖母会天使病院産婦人科
3北海道大学医学部産婦人科
pp.843-846
発行日 1981年11月10日
Published Date 1981/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206524
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子宮外妊娠,特に卵管妊娠は産婦人科臨床上しばしば遭遇する急性腹症であるが,中絶症状発現以前の診断は極めて困難で,結局はそのほとんどが緊急手術の対象となっているのが現状である。今回われわれは超音波電子スキャン装置により卵管妊娠と診断した症例に対し,中絶症状発現以前にMTXを使用し,非観血的保存的に治癒させることに成功したので報告する。
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