原著
子宮頸癌の好酸球性間質反応
井上 武夫
1
,
葛谷 和夫
1
,
西 日出郎
1
,
千原 勤
1
Takeo Inoue
1
1愛知県がんセンター病院婦人科
pp.525-529
発行日 1981年7月10日
Published Date 1981/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206462
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悪性腫瘍の間質反応は,腫瘍の浸潤増殖に対応した生体の反応であり,特に腫瘍免疫の立場から,リンパ球様細胞浸潤の程度と患者の予後との関係が追求されてきた1)。
著者は,末梢血好酸球が著増した子宮頸癌症例を経験し,その原発腫瘍と再発腫瘍の周囲におびただしい好酸球が浸潤していたことを報告した2)。
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