特集 増えている大人の消化管アレルギー
好酸球性消化管疾患 好酸球性食道炎
北村 寛之
1
,
田中 史生
,
藤原 靖弘
1大阪市立大学 大学院医学研究科消化器内科学
キーワード:
Glucocorticoids
,
食事療法
,
食道狭窄
,
バルーン拡張法
,
有病率
,
Proton Pump Inhibitors
,
食道炎-好酸球性
,
Dupilumab
Keyword:
Diet Therapy
,
Glucocorticoids
,
Esophageal Stenosis
,
Prevalence
,
Proton Pump Inhibitors
,
Eosinophilic Esophagitis
,
Dupilumab
pp.951-955
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021278697
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<Headline>1 好酸球性食道炎は食物のつまり感や嚥下困難などの食道機能障害に起因する症状があり、上皮内好酸球が高倍率視野で15個以上浸潤している慢性アレルギー疾患である。2 内視鏡所見では浮腫、輪状溝、白斑、縦走溝、狭窄などがみられ、それらの所見は食道上皮内の炎症所見と相関している。3 約半数以上でプロトンポンプ阻害薬もしくはカリウムイオン競合型アシッドブロッカーが奏功し、治療の第一選択薬となっている。これらが奏功しない場合の多くの症例はステロイド嚥下療法が有効である。
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