症例
臍帯の限局性過度捻転・狭窄の2症例
西川 義雄
1
,
下里 直行
1
,
松本 清
1
,
佐藤 優
1
,
土田 容子
1
Yoshio Nishikawa
1
1県立奈良病院産婦人科
pp.949-951
発行日 1980年12月10日
Published Date 1980/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206365
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胎児への酸素および栄養分の代謝交換路である臍帯には,過長あるいは過短臍帯,結節,過捻転,狭窄,巻絡,脱出などさまざまな異常が存在し,ときにはこれらを原因とする子宮内胎児死亡や分娩時の児仮死,さらには新生児死亡がみられることがある。
われわれは,これらの臍帯異常のうち,比較的まれとされている臍帯の過度捻転・狭窄1,6)の2例(図1)を続けて経験したので報告する。
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