症例
手術・放射線・化学療法などの併用により長期の生存期間をえた腟原発悪性黒色腫の1例
森 宏之
1,2
,
中川 真
1
,
杉本 充弘
1
,
岡井 崇
1
,
合阪 幸三
1
,
植田 国昭
3
Hiroyuki Mori
1,2
1長野赤十字病院産婦人科
2現在東京大学医学部産婦人科学教室
3現在東京都立駒込病院婦人科
pp.944-946
発行日 1980年12月10日
Published Date 1980/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206363
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悪性黒色腫は,本邦においては比較的まれな疾患であり,しかも腟に原発するものはわずか数例を数えるにすぎない。また本疾患の予後は極めて不良であるとされているが,われわれは,手術・化学・放射線・免疫療法を合わせ行なった結果,5年もの長期にわたる生存期間をえた悪性腟黒色腫を経験したので報告する。
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