Modern Therapy 周産期薬物療法の問題点
特集コメント
薬剤の危険性が有益性を上まわる場合の予想
柳沼 忞
1
1富山医科薬科大学産婦人科
pp.927
発行日 1980年12月10日
Published Date 1980/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206358
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最近,おびただしい数の薬が,次から次に売り出され,薬の名前はおろか,それぞれの特徴などは覚えきれるものではない。二,三日も学会などで留守にして帰ってくると,机の上が薬の説明パンフレットで一杯になっている。これは確かに薬の種類が乏しいよりはましなことかもしれない。
しかしながら,われわれ産婦人科医にとって,はなはだ残念なことは,これらほとんどすべての薬剤のパンフレットには,使用上の注意として,きまって次の事項が書かれていることである。
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