原著
Fetal Distressに対するβ2—stimulantの投与効果
千村 哲朗
1
,
三井 盾夫
1
Tetsuro Chimura
1
,
Tateo Mitsui
1
1山形大学医学部産科婦人科学教室
pp.961-964
発行日 1979年12月10日
Published Date 1979/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206163
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分娩時の子宮収縮に対しβ2—stimulantsを投与し,その効果を期待する場合は,異常子宮収縮の抑制と胎児切迫仮死の治療時に分けられる。こうした目的にβ2—stimulantsを使用した報告は,10年以上前から数種類について検討されているが,最近ではorciprenaline,rito—drine,fenoterolよりterbutaline,hexoprenalineに関する報告がみられる。
Fetal distressの治療対策としてのβ2—stimulantsに関する報告は,Caldeyro-Barcia (1969)以来試みられてきているが,その投与の治療対策としての有効性はいくつかの面から検討されている。その理由として,
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