実地臨床手技のエッセンス 症状よりみた検査法の選択
下腹部痛
下腹部痛への提言—産科より
鈴村 正勝
1
Masakatsu Suzumura
1
1日本医科大学産科婦人科学
pp.925-927
発行日 1979年12月10日
Published Date 1979/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206146
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下腹部痛は最も多い症状の一つであって,性器出血のような特殊性がない。したがってこれが産科的のものか婦人科的のものか外科か内科かとなると患者自身も判断がつかないことが多い。診察を求められたわれわれも産婦人科にきたからその方であろうと考える。したがってわれわれは産婦人科的な診察を完全に行なって決定しなければならない。産科的の下腹痛となると,検査法の選択にも時期的な相違がでてくる。
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