特集 手術とFunctional Anatomy
Ⅴ.卵管の手術
卵管妊娠の手術
野口 昭二
1
Shoji Noguchi
1
1東邦大学医学部産婦人科学教室
pp.885-886
発行日 1978年11月10日
Published Date 1978/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205943
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卵管妊娠はまれに自然治癒もありうるが,疾患の性質上手術的処置が要求され,その目的は患部への血行遮断,すなわち,止血にあり,一般には卵管摘除あるいは卵管卵巣摘除術のごとき根治手術が施行されるのが現状である。
一方,妊娠卵管を保存する方法はすでに古くより考えられていたが,これが多く実施され報告をみるようになったのは比較的新しく今世紀後半以降で,われわれもすでに卵管妊娠保存手術の価値についてはたびたび報告してきたところである。
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