新しい視点をさぐる 臨床検査のBlind Spots
羊水診断
神保 利春
1
Toshiharu Jimbo
1
1東京大学医学部産婦人科学教室
pp.287-290
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205814
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羊水検査による胎児管理は近年急速に発展し,そのいくつかは,臨床検査として次第に普及してきている。検査の前提となる羊水穿刺が比較的安全で容易であるとはいえ,羊水穿刺に伴う副作用を考慮すると,検査の適応はできるだけきびしくする必要がある。また,採取した羊水の運搬,検査,データの読み方,検査法の限界についてはよく知っておく必要がある。羊水検査は,その応用範囲が極めて広いが,以下に先天異常の出生前診断,胎児成熟度判定,胎児造影法をとりあげて,注意点,問題点を列挙する。
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