今月の臨床 胎児発育のすべて―FGRから巨大児まで
FGR児の重症度評価方法
羊水量の評価方法と羊水過多・羊水過少の診断
永昜 洋子
1
,
大道 正英
1
1大阪医科薬科大学産婦人科教室
pp.894-900
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210781
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●羊水量は主に胎児の尿産生と胎児循環の均衡を反映し,胎児well-beingの評価に重要である.
●羊水過多は羊水インデックス(AFI) ≥ 25cmまたは羊水ポケット(AFP) ≥ 8cm,最大羊水深度 ≥ 8cmで診断され,重度になるほど胎児異常の割合が増える.
●羊水過少はAFI ≤ 5cmまたはAFP ≤ 2cm,最大羊水深度 ≤ 2cmで診断され,診断時期をふまえた胎児異常および胎児well-beingを評価する必要がある.
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