臨床メモ
利尿剤投与による泌乳抑制法
竹内 久彌
1
1順天堂大学医学部産婦人科
pp.111
発行日 1977年2月10日
Published Date 1977/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205559
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乳汁分泌抑制法には現在ホルモン剤投与が広く行なわれており,一般的な補助療法として水分摂取制限,乳房緊縛,氷罨法なども試みられる。しかし,実際にはなかなか有効な方法がなく,苦痛を強いられる場合も多々あることはいうまでもない。しかもホルモン剤投与には何かと不安が伴うものである。
南アフリカのCominosら(SouthAfrican Med.J.,50;251,1976)は新しい乳汁分泌抑制法として,水分摂取制限とともに利尿剤のfurose—mide (ラシックス)を投与することで極めて良い成績を得ているというので,その内容を紹介する。
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