原著
子宮頸癌検診における一つの新しい指標としての腺口—第1報 腺口分類と悪性率
岸 恭也
1
Yasuya Kishi
1
1徳島大学医学部産科学婦人科学教室
pp.1043-1048
発行日 1976年12月10日
Published Date 1976/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205538
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子宮頸癌の集団検診の普及につれて,最近は,多数の異形成上皮から浸潤癌に至るまでの各段階の頸部上皮性疾患が,各地の基幹的な施設へ送り込まれるようになった。しかし施設におけるいわゆる精密検査の方式については,たとえば円錘切除の適応一つを例にとってみてもいまだ十分には意見の一致をみるに至っていない。
日本産科婦人科学会でも,昨年,竹内正七教授を委員長とする癌検疹問題委員会が発足し,またほとんど時を同じくして栗原操寿教授を代表世話人として日本コルポスコピー研究会が発足した。
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