疾患の病態と治療 母体環境からみた胎児・新生児
母体の遺伝性疾患と胎児・新生児の異常
大倉 興司
1
Koji Okura
1
1東京医科歯科大学難治疾患研究所人類遺伝学部門
pp.731-733
発行日 1976年9月10日
Published Date 1976/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205476
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母体が遺伝性疾患をもつ場合に,それがどのように胎児・新生児に影響を与えるかという問題は,大きく次のように分けて考えることができる。
第1は,母体のもつ遺伝性疾患が伝えられるかどうかの問題である。すなわち遺伝的危険率あるいは遺伝予後に関する問題である。
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