薬の臨床
Pipemidic acidに関する臨床的検討
松田 静治
1
,
丹野 幹彦
1
,
柏倉 高
1
,
藤田 克
1
Seiji Matsuda
1
1江東病院産婦人科
pp.79-83
発行日 1976年1月10日
Published Date 1976/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205358
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本邦では,現在まで数多くの化学療法剤が出現したが,このうちPyrido pyrimidine誘導体ではPiromidic acid (Panacid)に続き,最も新しく大日本製薬総合研究所で合成されたのがPipemidic acidである。
本剤はいわゆる抗菌性化学物質で下記の化学構造式を有し,主としてグラム陰性菌に有効とされ,緑膿菌(Pseudomonas)やPiromidic acid,Nalidixic acid耐性菌にも抗菌力を示すことが強調されている。
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