特集 新生児の観察法
これからの新生児監視装置
中村 敬
1
,
志村 浩二
1
,
馬場 一雄
1
Takashi Nakamura
1
1日本大学医学部小児科学教室
pp.227-231
発行日 1974年3月10日
Published Date 1974/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205016
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新生児医療の進歩は年々著しいものがある。出生体重1000g前後の極小未熟児が救命されるようになり,その予後も決して悲観的ではなくなつてきている。また呼吸障害に対しては,人工換気や,持続陽圧呼吸がとり入れられ,今や話題の中心となつている。このような特殊性をもつた高度の新生児医療を行なうためには,どうしてもNICUが必要となり,NICUをもつ施設が多くなつてきている。これにともない新生児用の各種モニターに対する期待も大きく,その発達も著しい。われわれは現在用いられている新生児用モニターを中心にその解説を試みた。
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