実地臨床手技のエッセンス 安全麻酔
産科麻酔の新生児への影響
新井 正夫
1
Masao Arai
1
1北里大学医学部産科婦人科学教室
pp.187-189
発行日 1979年3月10日
Published Date 1979/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206010
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産科麻酔では,母体の疼痛排除と母児に対して安全でなくてはならない。したがって,母体管理とともに,無限の可能性を持ったintrauterinepatientあるいは新生児の管理が主体になる。
胎児ならびに新生児に対する麻酔剤の影響に関する研究は,わが国では長内国臣教授を中心としたグループの基礎的臨床的業績があり,産科麻酔に使用される薬剤の適正な使用方法が確立されて,その安全性の確保がなされている。そして産科麻酔量設定(表1)により,母児の安全な管理と起こり得る障害の予防に役立っている1〜6)。
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