連載講座 麻酔の実際
産科麻酔・3—産科麻酔の管理
新井 正夫
1
Masao Arai
1
1北里大学医学部産婦人科学教室
pp.252-253
発行日 1972年3月10日
Published Date 1972/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204576
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I.外来・母親学級での指導
分娩時の不安感や恐怖の除去は,産痛緩和に役立つし,産婦自身が協力的になつてくれるので,分娩立会医か助産婦による母親学級の指導や外来診察が望ましく,その信頼感と親近感は分娩時に鎮痛効果として現われてくる。分娩経過の説明に加えて,どんな麻酔をいつどのように投与するかを教える。また産科麻酔体験患者に経験談を話してもらうのも効果的である。
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